2012年12月4日火曜日

ワイエムピー第2回事務学習会

 11月26日(月)18:30よりワイエムピー第2回事務職員学習会が開催されました。遅番業務・体調不良による欠席者以外の15名が参加しました。

学習会の前に今年8月に原水爆禁止世界大会へ参加したあすなろ巨摩薬局のAさんの報告がありました。被爆体験者の話・分散会について・会場の様子等が写真と一緒に紹介されました。Aさんより「被爆体験者の話しを聞き、当時の現状、悲惨さが伝わり、核の恐怖やその後の困難さが理解出来た。そして平和の大切さを改めて実感し守っていかなければならないと感じた」との感想が述べられました。

そしてあすなろ石和薬局のF主任を講師に学習会が開催されました。今回のテーマは「一包化加算・調剤料について」でした。最初に一包化加算と調剤料についての基本が説明され、その後間違えやすい処方例をクイズ形式にし、参加者が調剤請求用コンピューターを操作して回答しました。普段はコンピューターの自動算定まかせで、あまり意識することのない調剤料の算定や特殊な処方についての入力方法等の確認が出来ました。参加者からは「今まで何気なく入力していたがその意味が理解出来た」、「コンピューター操作を行いながら詳しく学習することが出来良かった」等の感想が寄せられました。

クイズ形式の質問に会場の雰囲気も和み、内容も実践的でとても良い学習会になりました。次回は来年2月の開催を予定しています。

2012年10月26日金曜日

健康まつりのはしごをしました

10月21日(日)は山梨民医連各事業所の健康まつりが6箇所(甲府・巨摩・石和・武川・御坂・竜王)で開催されました。ワイエムピーあすなろ薬局に関わる(甲府・巨摩・石和・武川)の健康まつりに参加しました。

 はじめは26回を迎えた甲府健康まつり、8時30分にあすなろ甲府のメンバーが本社に集まり、出店の焼きそばの準備を始めました。「頑固オヤジのヤキソバ300円」。事務主任が腕を振るいます。




つぎは武川の健康まつり、受付には薬局長も座り、会場に用意された椅子に参加者が座っています。「今年は参加者が多い」とは武川診療所事務長の弁でした。




続いて巨摩は32回目の健康まつりです。ちょうど昼休み時間でした。



最後は石和健康まつり、壇上は大正琴サークル「トレモロ」の演奏でした。
医局の出店「いかめし」は前院長の仕込みで医局のメンバーが多数参加しています。私もここで昼食を食べ一息つきました。


 
 4箇所の健康まつりをめぐって健康友の会員と職員が一体となって運営していることを実感しました。中には退職OBが友の会員として奮闘している姿も見受けられました。
 6箇所の健康まつりに何人の人間が参加したのだろうか、民医連運動の底の広さを感じさせられました。
 ワイエムピー 専務

2012年10月16日火曜日

第26回日本高齢者大会in香川

 101011日の2日間、香川県で第26回日本高齢者大会が行われました。2日間で約5,100人から集結し、山梨県からは19名参加しました。日本高齢者大会は「考えよう いのちとくらし、憲法を守るくにづくり 町から村からの連帯で一人ぼっちの高齢者をなくそう」という考えもと、1983年に始まりました。

1日目は学習講座、分科会・シンポジウム、移動分科会が行われ、私は「普天間基地と米軍編成の動向」元宜野湾市長の伊波洋一さんの講演を聞きました。オスプレイが普天間基地に配備された沖縄の状況を知りたかったからです。



 オスプレイの墜落は人的ミスではなく、設計に問題があるといわれています。普天間基地は周辺が住宅街で学校なども数多く隣接しています。危険と言われているオスプレイの配置は、やはり撤回していくべきことだと強く思いました。沖縄県の人々が米軍基地撤退の運動をどのように行ってきたのかも知る良い機会でした。撤退運動を行う為の予算を取り、アメリカに行って常に危険にさらされていることを訴え、幅広い活動をしていることを知りました。伊波さんは「日米合意を守らない米国、守らせない日本」と訴えました。何の為に基地を持っているのか、今こそ考え直す必要があるのではと思いました。

2日目は全体会、講談師・田辺鶴瑛さんの「ふまじめ介護かく語りき」の記念講演でした。その中で自身の介護について語っていたのですが印象に残ったことは、自分自身で抱え込まない、たまには休む、そして介護を楽しむことと言っていたことでした。介護というとその言葉だけで重みがあります。田辺さんの介護の様子の一部を上映されたのを見たのですが、気持ちの持ち方で介護との向き合い方も変わるのだと思いました。
介護保険は、サービスを利用するのに自己負担が重くのしかかり、サービスを受けたくても受けられないのが現状です。誰しも老いていきます。その時に長生きしてよかったと思える社会であって欲しいと強く思いました。


この2日間、多くの高齢者に会いました。しっかりとした信念、年齢を感じさせない行動力に元気を戴きました。


2012年9月10日月曜日

原水爆禁止2012年世界大会

少し時期が遅くなってしまいましたが、8月7日から9日まで広島で行われた「原水爆禁止2012年世界大会」に今年もワイエムピーの職員が参加してきました。以下、感想を掲載します。

初めての広島ということもあり、様々な期待や若干の緊張がありました。毎年夏になると放送するテレビでの特集や、学校で学んできた原爆を投下された地という事実が重くのしかかり、学びきれるのだろうかという不安がありました。しかし、当時の方々の思いを少しでも感じ、それを発表の場で言えれば良いという思いで整理できました。実際行ってきたところ、やはり全てを理解するには至りませんでしたが、資料館や原爆ドーム、分科会での学習を通して、知識を得るとともに原爆によって亡くなった方々、怪我により長期に渡り苦しい思いを味わってきた多くの方々の辛く、ぶつけようのない思いなどを、僅かながらも感じることができたように思います。


広島での3日間は、とにかく暑かったです。バスから新幹線に乗り換えた名古屋との気温差に最初は驚かされました。そして、山梨ではまず見ることのない路面電車で感じる広島独特の雰囲気も相まって、来たんだなと実感が湧きました。世界大会での開会・閉会式の出席者の多さに驚き、また海外の方々の核廃絶に対する気持ちや、日本との関わりを大切にしてくれているという思いに嬉しく感じ、また日本人として原爆という事実を風化させてはならないという気持ちが強まりました。そして他の民医連職員の方のそれぞれの思いだったり閉会式での福島の学生の悲痛な思いに民医連職員ではなく、同じ日本に住む日本人として結束・団結し、世情を変えていかなければならないと感じました。



一日目の青年交流集会では、被爆者の中村さんが核の体験を話して下さり、当時の現状、凄惨さがとても伝わり、核の恐怖だったり、その後の回復に至るまでの困難さがよく理解できました。

分科会では、私が参加したのは、「核兵器廃絶とくらし」というもので、昨今の税の問題、TPP参加等の問題を踏まえつつ、投入を止めようとしない軍事費、思いやり予算などいまだに根付く戦争の影を学習し、各地の方々の暮らしを守る活動の中にある疑問、不安等を挙げ、議論していくといった内容でした。意見は子供の食から署名の集め方、若者に対する雇用対策など多岐に渡るもので、どれも大変考えさせられるものばかりでした。


その後の自由時間では、分科会で知り合った他の民医連の方と交流を深めつつ、一緒に原爆資料館、原爆ドームを回りました。式典が行われる6日の前日ということもあり、人が多く、館内は観て回るのが大変なほどでした。展示品の一つ一つは辛く、苦しい記録として残されており、それを写真や記憶に留め、平和の大切さを改めて実感し守っていかなければならないなと感じました。

2012年8月29日水曜日

ワイエムピー第一回事務学習会が行われました

8月27日(月)午後6時30分よりYMP本社会議室において第一回事務学習会が開催されました。これは昨年度ワイエムピー第二次長期計画で事務全体の実務能力の向上を図ることを決定した方針に基づいたものでした。

 今回は第一回ということもあり、事前アンケートの中から「保険請求について」学習する事にしました。講師あすなろ甲府樋口事務主任から日本の健康保険制度、公費負担医療、保険医療とは等、系統的に学びました。事務18名中、病気・業務以外の2名を除き、参加者は16名の学習会はワイエムピー事務部門としては最も大きい規模の学習会となりました。事務だけの学習会は初めてで、この日、初顔合わせをした職員も少なからずいました。
 あすなろ甲府薬局の収入の13%が窓口負担、87%が保険請求による収入です。正確な保険請求には受付・入力・会計が大きく係ってきます。今回はこの学習で、日々の業務の大切さをあらためて確認することができたと思います。









2012年8月23日木曜日

高校生薬剤師体験

山梨民医連加盟の共立病院・あすなろ薬局では毎年高校生を対象とした『薬剤師体験』という企画を行っています。

今年は7.8月に合計5回の企画を行い、20名の高校生が参加しました。

今年の春に新築されたあすなろ石和薬局では、今までよりも広くなった調剤室で薬剤師の指導を受けながら実物の調剤機器を使っての調剤体験が好評でした。




2012年7月24日火曜日

2012年度山梨民医連薬剤師研修会・薬剤師部会総会

7月21日の午後、山梨民医連の事業所に所属する薬剤師の研修委員会と薬剤師部会の総会が行われました。
研修委員会総会では2年目の薬剤師が研修報告を行いその後、通年の学習会の案が提起されました。

薬剤師部会総会では、部会での研修・交流について意見が交わされ、薬剤師全体の交流を図るための企画・取り組みを行っていくことが確認されました。

2012年7月2日月曜日

薬剤師交流集会in山梨

6月の23.24日、関東甲信越の民医連加盟事業所に勤務する薬剤師の交流集会が山梨の笛吹市石和で行われました。
今回の企画は1日目には在宅訪問事業・薬薬連携・全日本民医連副作用モニター活動など、薬剤師の業務に関わるシンポジウム。2日目には、各県の薬剤師が持ち寄った学術活動の交流を分科会形式で行いました。


短い時間でありましたが、それぞれの事業所での取り組みを交流する機会が持て、また石和温泉を堪
能して貰い、忙しい日常の中のひと時の癒しになったのではないでしょうか。

2012年6月7日木曜日

長期実務実習~小淵沢薬用植物園~

先月の中旬から、薬学部5年生の長期実務実習が始まっています。

山梨民医連の事業所でも、巨摩共立病院で1名(一部過程)、あすなろ巨摩薬局で2名を受け入れています。

先日、保険薬局の講義で、小淵沢にある薬用植物園に行ってきました。地域の薬局で実習している5人の薬学生が、植物園内の薬草について学んできました。

植物園だけでなく、天女山に生える薬草を見に行ったり(山梨ならでは?)、講義の後には八ヶ岳のおしゃれなカフェでお茶をするお楽しみもあったりと、充実した一日だったのではないでしょうか。

第一期も中盤です。これから暑くなりますが、実習生の皆さん、頑張ってくださいね。

2012年4月27日金曜日

あすなろ石和薬局完成祝賀会

4月26日(木)午後3時より、新あすなろ石和薬局の完成祝賀会を新薬局待合室で開催しました。あすなろ石和薬局は1993年9月に旧建物に賃貸契約で入居しました。旧薬局は狭く、冬寒く改善が求められていました。あすなろ石和新築工事は患者さんの利用しやすい薬局・はたらく人間に優しい薬局を目指し昨年4月に建設委員会を設置し、本年1月11日に着工しました。
 完成した薬局の待合は南側に彩光窓と片流れの屋根と一体となった天井と無垢の梁、白い壁紙がまぶしいモダンなデザインとなりました。 友の会、民医連、石和共立、民医労から祝辞をいただき「地域から信頼される薬局として頑張りたい」との渡辺薬局長の言葉で祝賀会を閉じました。

2012年4月12日木曜日

新あすなろ石和薬局



5月2日より開局する新あすなろ石和薬局が竣工に近づいてきました。


ひと月前には建物を隠していた覆いが取り外され、内装も子どもコーナーや電灯・棚等が取り付けられています。
今月26日には竣工式が執り行われ、その後、旧薬局から新薬局へと、引っ越しが行われます。


新緑が芽生える5月に、あすなろ石和薬局も新しい一歩を踏み出します。

2012年4月5日木曜日

医療安全学習会を行いました

3月15日(木)ワイエムピーの医療安全学習会を行いました。参加者は勤務者以外の27名でした。今回は甲府共立病院医療安全管理室:深田久子師長を講師に招き、「5Sについて」を学びました。


 5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)のことです。5Sの定義は以下の通りです。

整理…必要なものと不要なものを分け不要なものを捨てること。
整頓…必要なものがすぐに取り出せるように置き場所、置き方を決め表示を行うこと。
清掃…ゴミ、汚れのないきれいな状態にすると同時に細部まで点検すること。
清潔…整理・整頓・清掃を徹底して実行してきれいな状態を維持すること。
躾…決められたことを決められた通りに実行できるよう習慣付けること。

 医療機関病院での5Sの直接的効果は①職員のヒューマンエラーの削減②患者の事故防止③物を探すムダの削除④スペースの有効活用⑤患者・面会者などの満足度向上があります。

 講義では5S活動を実際に行っている県外の病院の実例が紹介されました。言葉では簡単に書けますが5Sを実行するにはトップの堅い決意と全員の参加が必要です。今回紹介された病院では5S導入から定着までに2年かかったそうです。
 ワイエムピーの各薬局でも今日の講義を参考にして、今後の業務改善、調剤過誤防止のために5Sの検討を始めたいと思いました。




2012年3月16日金曜日

関東甲信越民医連 薬学生セミナー

3月10日11日の2日間、民医連関東甲信越地協主催の企画「薬学生セミナー」が千葉県幕張で行われました。企画のテーマは「震災支援の中から見えてきた役割。これからの薬剤師について考えよう」というものです。震災後の被災地での薬剤師の活動報告、医師による原爆問題についての講義、服薬指導のロールプレイング、交流会など盛りだくさんの内容でした。


小グループに分かれての服薬指導のロールプレイでは、初めて服薬指導を体験する低学年から、OSCEを終えたばかりの4年生、長期実務実習で医療現場を体験してきた5年生など、それぞれの学年の知識・経験の中で服薬指導を行えるよう薬剤師が援助しながら、実践的な服薬指導を体験しました。

宮城県の保険薬局に勤務する薬剤師の活動報告では、被災直後から未だに震災の傷跡の残る現在に至るまでの現地での薬剤活動が紹介されました。民医連は「一番困難な人に寄り添う医療」を実践しようと日々医療活動に取り組んでいますが、震災翌日には全国各地の民医連事業所から多くの職員が支援に駆けつけました。講演では薬剤師が保険薬局で地域の患者さんに必要な薬剤を提供したり、避難所を訪問したチームの中で被災者の方々の治療に必要な薬剤の情報を他職種に情報を提供したりと、専門性を活かしながら支援活動を行った様子が報告されました。最後には薬学生に向けて、今体験できるチャンスを生かし、同じセミナーで知り合った仲間を将来の財産にしようと呼びかけられました。


その後の感想交流では、低学年の学生からも被災地でできる薬剤活動への提案が出され、それぞれが講演を聴いて抱いた想いを交流しました。
夜は遅くまで他大学に通う学生が交流し、2日間、良く学び、良く交流する企画となりました。 震災から一年が経過しますが、日本は自然災害の多い国であり、いつ、どこででも大災害が起きる可能性は否定できません。これから社会に出ていく薬剤師の卵として、多くの学生に「これからの薬剤師に何が求められるのか」を考えていって欲しいと思います。

2012年3月15日木曜日

3・11 あれから一年・・・

忘れることのできない3月11日から一年。東日本大震災・福島第一原発事故で家族や友人を失った被災者の無念の思いは癒えず、厳しい避難生活が続いています。放射能汚染という目に見えない命と健康の危機、原発事故の危険は今なお存在しています。
 先日聞いた、「沈黙は賛成を意味する」この言葉を知った私は、「原発なくして!! 復興支援!! みんなの願い・・・3.11アルプスパレード」の集会があることを知って、3歳の娘と参加しました。特に小さな子どもたちには大きな障害をもたらすだろう放射能。私たちの日常生活の食糧などにも影響が出ています。集合場所に行くと、娘と同じような年頃の子がプラカードを持って参加していました。やはり、皆同じ思いをしていると感じました。 あの日から一年。復興までの道のりは厳しいものです。チェルノブイリ、福島と、2度にわたり地域社会を崩壊させる大事故を起こした原発は、やはり不完全な技術と言わざるを得ません。私はこの原発事故の教訓から再びこのような悲惨で非人間的な事故被害を起こさないためには、老朽化したものや危険なものから止めていき、最終的にはなくすべきだと強く思いました。

2012年3月5日月曜日

第二次長期計画討論合宿

ワイエムピーでは、今後5年間の薬局運営の方針の元となる「第二次長期計画」を作成しているところです。



 長期計画というのは、前回の計画で決められた課題が果たせたかの評価を行い、今後の薬局運営への方針を明らかにするもので、ワイエムピーに所属する全職員が関わり、事業所や職種、役職など様々な分野で討論が行われ作成されていきます。全職員が関わって会社の方針を作るというのは、民医連に加盟している薬局ならではの光景です。


 3月3.4日の両日、各あすなろ薬局から薬局長、薬剤師・事務主任などが参加し、長期計画の討論を行う合宿を甲府市内で行いました。



 一日目には、これまでの討論で形作られてきた長期計画の説明と、今全日本民医連が提案している「薬剤師政策(案)」の紹介が行われました。 全日本民医連の薬剤師政策(案)では、民医連に加盟する病院・薬局で働く薬剤師が取り組んでいる薬剤活動の現状と今後の課題が示され、課題を果たす為に必要な方向性や目標が提案されています。この政策(案)も、全国の事業所で討議された意見が集約され、作られていくものです。

 二日目には参加者がそれぞれの自分史や「あすなろ薬局をこうしたい」というテーマで発表し、意見交換を行いました。退職を控えた薬局長や社長がこれまで民医連で働いてきた想いを次世代に伝え、中堅薬剤師が今後薬局達が薬局を背負っていく自覚を持つ中で視野が広がり成長へとつながっている話しなど、参加者それぞれの想いが交流される場となりました。