2018年8月30日木曜日

原水爆禁止世界大会in広島 代表団報告会


 8月4~6日の日程で原水爆禁止世界大会に参加した山梨代表団が、8月28日に報告会を開きました。

発表の様子

われらがあすなろ甲府薬局から代表派遣した米倉薬剤師は、第4分科会参加者を代表して、「被爆体験継承・被爆者支援のための課題」というテーマについて学んだことやその時の想いなどをスライドで報告しました。感想を以下に抜粋します。


被爆体験の継承・実相普及と援護・連帯活動の分科会に参加しました。被爆者の話を聞き、平和な日常が一瞬で壊され、目の前で自分の大切な人達を失う辛さだけでなく、その後の生活で差別を受けたり、放射線による健康被害などで苦しんでいる人もいることや、当時の状況を思い出し言葉を詰まらせる被爆者の方もおり、改めて核兵器の恐ろしさを痛感しました。

被爆者には条件を満たすことで被爆者健康手帳が交付され医療等の手当を受けることができますが、被爆のあった区域全部で交付が認められているわけではなく、原爆による被害と判断できないため交付を拒否されている方もいて、そういう面でも被爆者を苦しめていることがわかりました。

自分ひとりでの学習には限界があり、資料には書かれていないことや経験した人の考えなども聞けるので貴重な経験をさせていただきました。発言者の中で、政治が簡単に変わることはありませんが運動することが第一歩であるという言葉はとても自分の心に突き刺さり、これからの自分の行動について考えるきっかけになりました。今回学んだことを忘れずに、自分のできることから少しずつ行動していこうと思いました。


2018年8月27日月曜日

第19回薬害根絶デー参加報告~HPVワクチンの攻防激しく~


 8月24日の薬害根絶デーに合わせて全日本民医連主催の学習交流集会が都内で開かれ、薬剤師・薬学生を中心に全国から125名が参加しました。

満席です。

 学習会では昨年に続き、現在係争中のHPVワクチン薬害を取り上げました。神経内科専門で薬害オンブズパースン会議副代表の別府宏圀医師が講演を行い、HPVワクチンの特殊な構造と有効性への疑問、子宮頸がんの進行プロセスと効果的な予防措置、推進派と反対派の主張などについて学びました。

 ワクチンのリスクを懸念する反対派に対して、推進派は因果関係を否定する疫学調査やWHO・コクランなど権威ある機関からの情報を後ろ盾にワクチンの有効性を主張しています。しかし、疫学調査については検証されるべき事項が欠如していること、権威ある機関からの情報については利益相反が指摘されるなど、その根拠の信頼性は大きく揺らいでいることが分かりました。別府先生は、データに対する妄信と権威主義により患者の個別性が軽視されている現状を憂えていました。

厚労省前でも訴えました

 学習会終了後には厚生労働省前の集会に参加して、薬害被害者とその家族・支援者のほか法律家や国会議員、医療従事者からの訴えに耳を傾けました。また、加藤厚生労働大臣に要望書を手渡し、HPVワクチン訴訟への真摯な対応と薬害防止に向けた具体的な対策の進展を求めました。

大臣に要望書を手渡す薬被連の花井さん

 様々なものがデジタル化して便利になる昨今、人間の命や尊厳までもデジタル化させないように医療者としての姿勢が問われていることを感じた今年の薬害根絶デーでした。

(報告:石川)

2018年8月17日金曜日

薬剤師と奨学生が山梨で交流しました


8月15日は、この時期恒例の薬剤師・奨学生交流会を甲府市内飲食店にて行いました。理事長を含む薬剤師10名と奨学生8名、樋口専務補佐、薬学生担当者の総勢20名が参加して交流を深めました。

カンパイ!!

浅川理事長のあいさつと樋口専務補佐の乾杯を合図に交流が始まり、まずは隣の席同士で歓談。めずらしいメキシコ料理に盛り上がり、双方の近況報告に花を咲かせつつ、交流会は賑やかに進行しました。

ほどよくお腹が満たされた頃、少し遠くの席の人にも顔が見えるように薬剤師と奨学生が自己紹介をして、さらに親睦を深めました。

自己紹介タイム

最後は薬剤師から奨学生にエールを送り、名残惜しみつつ解散となりました。また来年のこの時期、成長した奨学生たちに会えることを楽しみにしています。
  
楽しい交流会でした


2018年8月13日月曜日

学校薬剤師 プール検査の巻


8月6日からあすなろ甲府薬局とあすなろ巨摩薬局に第2期実務実習生が来ています。

8月10日は学校薬剤師の要請があったため、あすなろ甲府薬局の実習生と一緒に小学校プールの水質検査に行ってきました。

pH値の測定中
 
小学校は夏休み期間中にプールの時間があり、そのタイミングに合わせて訪問しました。連日の猛暑のまっただ中で、薬剤師も実習生も汗をかきかき、プール水の採取やpH値の測定をしていました。

プール水の採取も大変です

プールで楽しそうにはしゃぎ回る子どもたちに和みつつ、学校薬剤師の任務を無事完了しました。

2018年8月6日月曜日

商店街夏祭りでお薬相談会


 8月4日は地元の朝日通り商店街で恒例の夏祭りがありました。

甲府健康友の会が主催する青空健康相談会にあすなろ甲府薬局も参加して、お薬相談ブースを設置しました。この日は大沼薬局長と樋口専務補佐が担当しました。

お薬相談でOS-1試飲会

相談会の開始早々にどしゃ降りの雨で先行きが心配されましたが、30分ほどですっかり晴れて夏祭りも順調に進行。薬剤師が熱中症への備えを呼びかけたり、OS-1の試飲を勧めたりして、地域の方々とふれあいました。

朝日通り商店街の活気に元気をもらった一日でした。