2019年2月15日金曜日

医療安全学習会を開催


 2月13日は今年度2回目の医療安全学習会を行いました。ワイエムピーの職員24名が集まりました。
 今回は中央包括支援センターの高山理恵所長をお招きして、「対人援助技術とコミュニケーション」をテーマに学習しました。

コミュニケーションスキルとは…

講義では、対人援助の基本やコミュニケーション手段の使い分けなど、相談業務のポイントを分かりやすくお話しいただきました。特に在宅分野でのリスク管理については、薬剤師の在宅訪問業務が増える中でとても参考になりました。

質疑応答の時間

質疑応答では、「わけもなく不機嫌そうな患者さんにはどのように対応したら良いか」など日頃の悩ましい事例について質問が出され、講師のアドバイスを聞きながら参加者全員で考えました。対人支援の難しさや奥深さを感じさせられた時間でした。

最後は専務のまとめ


2019年2月12日火曜日

学術運動交流集会 薬局部門は3演題発表


 2月10日は山梨民医連主催の学術運動交流集会があり、山梨民医連の加盟事業所から105演題がエントリー、そのうち薬局部門からは3演題がエントリーしました。

 当日はすべての事業所から341名が参加して、午前の講演と午後の全体会・分科会の発表を聞きました。今年の薬局部門は3つの分科会で発表されました。以下に簡単に紹介します。


■調剤薬局での血糖測定~検体測定室~
               合田昌史薬剤師(あすなろ甲府薬局)


 健康サポート事業で取り組んだ血糖測定会のアンケート調査をもとに考察した結果をまとめました。検体測定のニーズの高さや病気予防の効果、広報活動の課題などがわかり、今後につながる結果となりました。


■当薬局での疑義照会の実績について
               米倉詩織薬剤師(あすなろ甲府薬局)


 演者病欠により、共同研究者が代読しました。過去3ヶ月の疑義照会を6分類して分析した結果、健康被害の回避や患者の意向を反映した処方変更につながった事例など薬剤師の専門性を改めて認識することができました。


■院内薬局におけるインシデント事例からの職場改善報告
               田中幸子薬剤師(甲府共立病院)


 2018年4月~10月に集計したインシデント報告から発生場所や要因などを分析しました。インシデントの性質を読み解き、同様の事例を繰り返さないための対策や職場づくりについて考えました。


 分科会では、口演とポスターで薬局以外の職場からも多数演題が発表されました。特に介護分野の実践が素晴らしかったです。介護と薬局の連携はこれからも大事になってくるので、お互いの情報共有ができて有意義な時間になりました。