2013年8月30日金曜日

原水爆禁止2013世界大会に行ってきました!

8月3日から9日にかけて開催された原水爆禁止2013世界大会に、山梨民医連・民医労から今年も代表団を派遣しました。ワイエムピーからは、あすなろ甲府薬局事務の山本君が参加しましたので、報告させていただきます。


原水爆禁止世界大会in長崎に参加して―

 私は残念ながら体調不良により原爆資料館にしか行けなかったので、でもずっと行きたかった場所でもあるのですごく充実した日になりました。

山梨代表団の旗
 
 館内には原爆投下後の長崎の町の中の様子を写した写真や変形したビン、被爆した山モミジなどさまざまなものが展示されていました。あの194589日の112分を針指したまま止まってしまっている時計を見たとき、勝手にその時のことを想像して恐怖を感じ、その時計から目をそむけたくなりました。中でも、子どもがケガを負っている写真や子どもが赤ちゃんをおぶっている写真は1番印象に残っています。私にも今8ヶ月の子どもがいますので、子どもまで犠牲にしてしまった原爆は本当に残酷だなと改めて感じたと同時に、もしこの原爆が今起きたら果たして自分の子どもを守れるのだろうかと不安になりました。


 
長崎型原子爆弾「ファットマン」
 
広島型原子爆弾「リトルボーイ」
   
被爆した山モミジ

死んだ赤ん坊をおぶっている子ども

 私たち若い世代にとって戦争って正直ピンと来ないと思います。しかし、資料館を通して戦争の悲惨さ、恐ろしさ、残酷さを痛感したと同時に、私たち若い世代もこの過去、事実を知らなければならないと思いました。特に、今の政府は危ない道へと走っています。2度とこのようなことは起こってはいけないと思うので、もっと自分自身戦争や平和について考えていかなければいけないと思いました。

 資料館に行ったその夜、長崎を楽しめてなかったので、日本三大夜景の稲佐山を見に行ってその後時間があったので呑みに行きました。そこで、長崎の新聞記者の方と被爆者の孫いわゆる被爆3世の方とお話しすることができました。その新聞記者の方は佐世保の出身らしく、その方が言っていたのは「長崎県は当然1つの県だけど、佐世保には米軍の基地があるし、長崎は原爆が落とされている。それぞれ考え方も違うし長崎県には佐世保と長崎で2つ県があるみたい。」と言っていました。それを聞いたとき、私は複雑なんだなと思いながらも機会があれば佐世保と長崎の方いろんな方にお話を聞きたいなと思いました。被爆3世の方はまず最初に言った言葉が「山梨からわざわざ来ていただいて原爆のこと学んでいただいてほんとに嬉しいです。」と言っていました。なんか涙が出そうになりました。話を聞いていると被爆3世ではあるのにほんとに原爆のことを良く知っているし、自分の思いもしっかり持っていて、こんな立派な方が私と同じ世代なんだと考えたらほんとに恥ずかしくなりました。最後に被爆3世の方が、「稲佐山の夜景見てきたと思いますけど、見ていた景色は焼け野原だったんですよ。」と言われたときなんとも言えない気持ちになりました。あそこが焼け野原だったことは当然なんですけど、あのきれいな夜景を見ている私にとって彼の言葉は酔いながらもほんとに重苦しい気持ちになりました。

稲佐山の夜景


長崎平和の像

 最後になりますが、残念ながら被爆者の方の貴重なお話を聞くことはできなかったのですが、私たちがその話を聞ける最後の世代だと私は思っています。被爆者の方の思いを伝えることで戦争と平和について考えることにつながると思うので、「聞いたこと、見たこと」を伝える、これからが始まりなんだなと思いました。23日という長い期間、ちょっとつまずきましたけど、本当に実の詰まった時間でした。ありがとうございました。

(あすなろ甲府薬局 事務 山本昌太)


2013年8月27日火曜日

薬害根絶デー行動に参加

 824日の薬害根絶デーに伴う行動が、23日から2日間の日程で行われました。これは毎年恒例で民間団体が主催する行動に全日本民医連が合流するもので、ワイエムピーからは、奨学生1名と栗林薬剤師(あすなろ甲府薬局)、薬学生担当者と、2日目から細田薬局長(あすなろ武川薬局)が参加しました。

 厚生労働省の敷地内には、これまでの深刻な薬害被害の発生をうけて薬害根絶のために最善の努力を重ねていくことを国民に誓う「誓いの碑」があります。23日は、その碑の前で集会を開き、薬害被害の歴史を振り返るとともに新たに発生している薬害被害についての国の責任と対策を求めました。

誓いの碑

厚労省前にはたくさんの人が集まっていました!

  その後、弁護士会館で開かれたワークショップでは、肝炎やヤコブ、イレッサ、子宮頸がんワクチンの部屋に分かれて、それぞれの被害者から被害の実態を伺いました。被害の実態も深刻でしたが、それに対する医療関係者の無理解、不勉強などが被害の拡大に加担していることにとても心が痛みました。

 ワークショップの後は場所を変えて、日比谷図書文化館において薬害根絶をめぐるこの1年の報告や今後に向けての行動提起が出されました。民医連の関係者もいましたが、一般の参加者も多く、とくに法学生や薬学生などの若者が元気に取り組んでいました。

薬害対策弁護士連絡会の弁護士さんから報告がありました

1時間の有楽町駅前街宣行動にも参加して、薬害根絶を訴えるうちわを全員で道行く人々に配布しました。関心を持って受け取ってくれる人もいましたが、大半は忙しそうに通り過ぎる人、訴えるマイクの音に耳をふさぐ人…。まだまだ国を動かせるだけの国民の意識が育っていないことを痛感しました。

街頭でうちわを配って訴えました

 24日が本当の『薬害根絶デー』ですが、この日は民医連のつどいということで、サリドマイド薬害により上肢障害をもって生まれた増山ゆかりさん(公益財団法人いしずえ事務局長)のお話を伺いました。気丈な語り口でしたが、本当に大変な苦労をされてきた方だと感じました。自分の運命を積極的に受け入れて、これからも薬害被害を生まない取組みを続けていくという姿勢に感動しました。

増山さん、本当にすばらしい女性でした!

 今回参加した奨学生にとっても、薬害被害者の方々から聞いたお話は、深い重みをもって受け止められたようでした。今日のこの思いを次の世代へしっかりと伝えていきたいと思いました。

2013年8月23日金曜日

夏の高校生薬剤師体験 巨摩・甲府で最終章

 822日は高校生薬剤師体験の最終日となりました。この日は巨摩と甲府で同時開催!担当者も分身して…、いえいえ巨摩ブロックの案内役は本社の伊藤課長にお願いしました。

巨摩ブロックの薬剤師体験には、甲府西高校から4名の生徒さんが参加してくれました。薬局の中を一通り見学したあとは、いよいよ薬剤師体験です。錠剤分包機でラムネを使った調剤、軟膏を容器に詰めてみたり…細かい作業が続きます。

薬局の中は薬がいっぱい
目標値に近づくと音が変わるんです

 「はじめて見るもの、体験することが多く、どれも新鮮でした」「なんこう薬を詰めることが驚きだった」と感想が出ていました。

 次は院内薬局です。聞いたことのない注射薬の名前、その種類の多さに興味津々。セットをみんなでやりました。


処方せんどおりの注射薬をセットします

  甲府ブロックに移りまして、こちらの参加者は甲府南高校の生徒さん3名です。模擬処方せんを使った調剤を一通り体験しました。

「思っていたより機械がたくさんあって驚いた」「薬を処方する時に何度も内容をチェックすること」が新鮮だった様子。

軟膏を小さい容器に詰めるのは難しいです

院内薬局の見学では、点滴が意外なにおいがしたみたいです。麻薬の管理が厳重にされていることも学びました。

無菌室は薬のにおいが充満するらしい
  
  甲府の猛暑が続く夏に開催された、高校生たちの熱い薬剤師体験はこの日でとりあえず終了です。今度は秋開催?検討中です。

高校生の皆さん、ぜひまた体験に来てくださいね!

2013年8月20日火曜日

山梨民医連 薬剤師と奨学生の交流会を開催!

 毎年恒例となっている山梨民医連の薬剤師と奨学生との交流会が815日に甲府駅前の居酒屋にて開催されました。山梨に帰省中の奨学生5名が参加し、薬剤師は甲府を中心に13名、本社の社長と専務、薬学生担当者を合わせて総勢21名の大交流会となりました。


仕事を終えた上野薬局長(右端)が来てくださいました


 今年は山梨民医連に3名の新入薬剤師を迎えたり、東京薬科大学1年生の新奨学生を迎えたりして年齢層もぐんと若くなりました。交流会はとってもにぎやか☆

薬剤師は奨学生に大学生活の様子を聞いたり、奨学生は薬剤師に普段の薬局の様子を聞いたりと、席を移動するなどしながら思い思いに交流していました。


また集まりましょうね!

 日頃、現場で多忙を極めている薬剤師と県外の薬科大学で勉学に励んでいる奨学生が心を通わせるつかの間のひととき。今後も楽しく続けていきたいです♪

2013年8月16日金曜日

高校生薬剤師体験 甲府第2弾開催!

甲府ブロック第2回目の薬剤師体験が815日に開催されました。甲府第一高校1名、甲府東高校4名、甲府昭和高校1名、山梨学院附属高校2名の計8名が参加しました。

 はじめのオリエンテーションの時間に到着していない高校生がいて、ちょっとヒヤヒヤさせられましたが、5分後になんとか無事全員がそろって始めることができました。

 前回と同じように2グループに分かれての病院見学と薬剤師体験。病院見学では、薬剤師以外の職種を興味深く見ていました。検査室で実際にエコー体験をしたり、放射線室で放射線の働きを聞いたり…男子高校生たちは病院内の医療機器に興味津々の様子でした。


甲状腺を見せてもらいました!

放射線は厳重に管理されているんですよ

無菌状態で薬を扱う場所です

 薬剤師体験も慣れない手つきで頑張っていました。印象に残っていることに『服薬指導』を挙げている高校生が多く、理想の薬剤師像を「患者さんのことを第一に考え、やさしさを持って仕事ができる(薬剤師)」「患者さんの体調・病気をしっかりと見極めて、適切に患者さんに渡すことができる(薬剤師)」、と書いてくれました。


高校生が来るといつもにぎやかな薬局内

 最後に、一年目薬剤師との懇談☆ということで、土屋(貴)薬剤師、土屋(智)薬剤師、海野薬剤師に登場していただきました。大学受験を控えた高校生ですので、やはり気になるのは薬学部に‘入るまで’と‘入ってから’のこと。

「薬学部に入ったら本当に勉強しないとついていけない」「頭の良し悪しではなく、勉強の習慣がついているかどうかが大事」「薬剤師になってからも日々勉強だよ」とリアルに厳しいお言葉!生半可な気持ちで薬剤師なんて目指せないのね…と傍で聞いていてヒシヒシ感じました。高校生たちはどう受け取ったのでしょうね?


先輩の言葉が身にしみます…

 毎度ながら薬剤師体験をご指導いただいた浅川薬局長はじめ多くの薬剤師の皆様、そして今回、病院案内を担当してくださった内田副事務長、降矢副事務長(2回目登場!)、本当にありがとうございました。

甲府薬剤師体験のラストは822日。時間の関係でミニ体験になります。次回もお楽しみに♪

2013年8月12日月曜日

9月講演会プレ企画「未来への決断~ノーモア原発~」DVD鑑賞会

 8日午後6時から、9月の薬剤師部会学習会「放射能と人間の未来」のプレ企画として、「未来への決断~ノーモア原発~」のDVD鑑賞会を行いました。

参加者は7名。それではさっそく始めましょう~…
ん?何かおかしい…と思ったら音が出ていませんでした。

色々とったりつけたりしながら、なんとか音が出て一安心。8Cafeのおいしいケーキをいただきながら、みんなで鑑賞しました。

巨大な原発利権と闘うには…

 福島原発事故による悲惨な被害や、原発が推進されてきた複雑な背景がよくまとまっていて、とてもわかりやすかったです。エネルギー転換の必要もさることながら、そのために市民自らが行動を起こす大切さをメッセージとして感じました。

本番の学習会では、石和共立病院の宇藤千枝子医師が講演してくださいます。多くの薬剤師さんの参加をお待ちしています。 

9月7日(土)14時30分~16時30分 P会議室
「放射能と人間の未来~子どもたちのために私たちができること~」
講師:宇藤千枝子先生(石和共立病院 小児科医)

2013年8月9日金曜日

高校生薬剤師体験 巨摩開催!

 8月8日にあすなろ巨摩薬局・巨摩共立病院で高校生薬剤師体験の1回目を開催しました。この日の参加者は、甲府東高校1名、甲府南高校1名、甲府西高校2名の計4名の高校生です。


これから模擬処方せんをもとに調剤をしていきますよ

 まずはあすなろ巨摩薬局での体験。白倉薬局長が一人ひとりに説明しながら、模擬処方せんどおりのお薬を作ります。錠剤分包機にラムネをセットして、小分けに袋詰めされて出てくる様子を見たり、実際に軟膏を容器に詰めてみたり、粉薬を量ってみたり…。「こんなことまでやっているのか!」と感想文にも驚きのコメントが。


散剤の分量を正確に量ります

  服薬指導では、少し照れながら薬の説明をしました。「薬の知識、コミュニケーションが大切な仕事だと思った」「患者さんとの信頼によって成り立つものだと思う」と感想を書いてくれました。


 しばし休憩をはさんで巨摩共立病院の見学へ。塩澤副事務長が案内してくださいました。病院の立地環境や透析治療、病棟の機能、そしてたくさんの職種が病院で働いていることがわかりました。

病院で働く薬剤師の仕事ってなんだろう

 院内薬局につくと、武井薬局長が出迎えます。外の薬局と基本的には同じ機能ですが、一番の違いは注射薬の量と種類の多さ!みんなで協力して、処方せんを見ながら注射薬のセットをしました。薬品名と分量を間違えないように。薬品の入った箱を持ったり、開いたり…、薬剤師ってけっこう力仕事。
  

注射薬がいっぱい。覚えるの大変そう…

 最後は薬剤師との懇談の時間。気になる薬剤師の仕事について、薬剤師になるための勉強のことなど、白倉薬局長にいろいろ教えていただきました。


ご協力いただいた薬剤師のみなさん、病院の塩澤副事務長、本当にありがとうございました!
巨摩ブロックの2回目は8月22日開催の予定です。次回もお楽しみに☆

2013年8月2日金曜日

高校生薬剤師体験 石和第2弾!

 8月に入りまして、あすなろ石和薬局・石和共立病院で高校生薬剤師体験の第2弾が行われました。この日の参加者は、甲府第一高校1名、甲府東高校1名、甲府南高校2名の計4名の高校生です。

 まずは病院見学を、ということで、石和共立病院副事務長の千葉さんに案内していただきました。壁に飾られた患者さんの作品をながめたり、小児リハの楽しそうなレクレーションの様子を聞いたりしました。また、病院内の各職場にお邪魔して、他職種の働き方を知る機会にもなりました。高校生からは「病院内で働くたくさんの資格職の役割を知れたことがよかった」と感想がありました。



小児リハのレクレーションって楽しそう!

 病院見学のクライマックスは、やはり院内薬局です。雪下薬局長からは、病院では注射薬を扱う量が多いことや、電子カルテで処方の内容を見られることの説明がありました。


ここでは入院患者さんのお薬をつくります

服薬指導の様子を見学させていただきました

 そして、この日はたまたま「服薬指導をする予定の患者さん」がいるとのことで、患者さんの了解を得て、病室まで見学に行かせていただきました。何十種類もの薬を飲んでいるということで「飲みにくいことはないですか?」と質問すると、「もう何年も飲んでいるからね。でも漢方は水もたくさん飲まないといけないから少し飲みにくいよ」と話してくださいました。


 さて、病院見学の後はいよいよ薬剤師体験。渡辺薬局長の指導のもと、軟膏を容器につめたり、錠剤分包機を動かしてみたり…。『悪戦苦闘しているかな?』と思いきや、意外とみなさん器用にこなしていました。


粉薬も今は機械で分包できます


小田川薬剤師さんに色々聞いちゃいました!

 最後は、入職10年目の小田川薬剤師をつかまえて質問攻めです。
「薬学部に入るために、今からしておいたほうがいいことは?」「薬学部に入ってからも使う教科は?」「薬剤師をしていて楽しいことは?」と素朴な疑問のひとつひとつに、ときどき考え込みながらも丁寧に答えてくださいました。高校生の感想文からは、「実際の薬剤師の方とコミュニケーションがとれたことがよかった」ととても好評でした。


 今回をもって、今年度の石和での体験は終了。お忙しい中、ご協力いただいた薬剤師のみなさん、事務スタッフの方々、そして石和共立病院関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

来週以降は、巨摩と甲府でまだまだ高校生たちの熱い(暑い)夏が続きます!