2月20日に「第27回学術運動交流集会」がアピオ甲府で開催されました。病院をはじめ診療所やケアセンター、歯科診療所などから87演題がエントリーする中、薬局部門からは以下の多彩な5演題を発表しました。
全体会の様子 |
【あすなろ甲府薬局】
「あすなろ甲府薬局における無料低額診療5年間のまとめ」(事務)
2010年8月より約5年間で受け付けた無低診対象者の処方せんから、対象者の基本情報や保険情報、調剤状況、支払状況などを分析した結果をまとめ、無低診の意義と課題を提起しました。
第1分散会会場 |
「C型肝炎新薬(ダクルインザ・スンベプラ)の使用結果について」(薬剤師)
C型ウイルス性肝炎の治療薬「ダクルインザ」「スンベプラ」の2剤併用療法が保険適用となったことについて、実際に24週間投与した患者さん13名の使用結果についてまとめ、報告しました。
第3分散会会場 |
【甲府共立病院院内薬局】
「利益相反について、医療従事者とメーカーとの付き合い方を考える」(薬剤師)
製薬会社の広告宣伝のために提供されている物品や弁当などについて、甲府共立病院とあすなろ薬局の全職員を対象に行ったアンケート結果を分析し、発表しました。
第7分散会会場 |
【あすなろ巨摩薬局】
「残薬アンケートを通して服薬支援を考える」(薬剤師)
大量の残薬が問題となっている今日、薬局窓口における残薬の確認や処方日数の調整など服薬指導時に配慮すべきことを検討するため、患者さんの協力を得てアンケートを行った結果を発表しました。
第8分散会会場 |
【あすなろ武川薬局】
「労災患者不支給の事例について」(事務)
労働監督署からの労災認定が長期間調整中とされ、1年後に不支給となった患者さんについての報告でした。薬局窓口でも患者さんの情報をしっかり聞き取り、慎重に対応することで、無用な待機を避けられるということでした。
同じく第8分散会 |
皆さまありがとうございました。
その他、医療・介護現場の実践について様々な事例や問題提起もあり、とても刺激を受けました。仲間の日々の奮闘や工夫を感じながら、「薬局部門も負けてはいられないぞ」と思った一日でした。
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