2014年11月29日土曜日

あったかおでんの薬剤師部会交流会

美味しそう~

 1129日に、ワイエムピー本社で薬剤師部会交流会を開催しました。甲府、巨摩、石和、武川、大月の全薬局から薬剤師18人と、本社から山田社長、木内専務の合わせて20人が参加しました。

はじめの挨拶


社長への感謝とともに
 
今日は3つのおでん鍋を囲んで交流しました。寒い日は、ほかほかおでんであったまるのが一番です。
かんぱーい!

薬局が離れていて、普段はなかなか話すことのできない仲間とのひととき。積もる話は、おでんがなくなった後も続くのでした。
 
薬剤師部会の結束を確かめ合った一日でした。
今年もあと1ヵ月です。また明日から頑張りましょう。

2014年度株主懇談会を行いました

11月27日に毎年恒例の株主懇談会が行われました。

山田社長の開会挨拶
                                              
急な選挙となりました。この間の安倍暴走政治は貧富の格差を広げ、国民の大多数の要求に反する政治でした。過日、沖縄県知事選戦が行われました。民医連からは沖縄へ多数の支援が行われました。私自身も計画はしましたが台風で飛行機が飛ばず、残念ながら支援に行くことはできませんでしたが、沖縄の選挙は日本の未来を占うような結果だったと思います。又、あすなろ巨摩薬局の浅川由実子薬局長が薬事功労賞を受賞しました。薬学生受入れの実績が評価されたものだと思います。本日は忌憚のない意見を伺いたい。


木内専務から上半期活動報告経理実績報告の報告
 
 薬価切り下げ、消費税増税のもとでの6カ月、職員の奮闘で昨年の7割、黒字を生み出しました。昨年には及びませんが予算の2倍以上でした。





最上・桜井監査役から上半期5薬局会計監査報告
 
甲府:待合い室改善委員会の再開 待合いの環境整備、金庫の管理
巨摩:金庫の管理
石和:金庫の管理 待合いトイレの清潔 投書箱
武川:投書箱、業務手順書、職場運営
大月:金庫の管理など
 
について指摘がありました。



その後、株主との懇談
 
株主さんからの質問
質問に答える専務
投書箱について、監査結果について、ピッキングシステムについて、薬剤師の体制について幅広く意見が寄せられました。

 
最後に細田薬局長より閉会挨拶
 
                                              
お疲れさまでした。短い時間でしたが、出された意見を業務に生かしていきたい。ありがとうございました。 




ワイエムピー5事業所の地道な努力と株主の温かい気持ちのあふれた懇談会となりました。

2014年11月26日水曜日

国民の医薬シンポジウムに行ってきました



 1124日に東京・御茶ノ水の平和と労働センター・全労連会館ホールで開催された第23回国民の医薬シンポジウムに、ワイエムピーの山田社長とともに参加してきました。全国から112名の参加がありました。

午前の部では、ディオバンをめぐる研究不正の問題について、医師でCMECジャーナル編集長の名郷直樹先生より「歪められた医師主導臨床研究 医療関係者はいかに読み解くか」と題して講演がありました。


講演する名郷先生

ディオバン事件とは、降圧薬ディオバンの臨床試験が、医師主導の臨床試験であると謳われていたにもかかわらず、ノバルティス社の社員が身分を偽って、臨床試験のデータ解析などに関わっていることが判明し、5大学で行われた試験のうち、京都府立医大や慈恵医大、滋賀医大の3大学でデータのねつ造が明らかとなった事件です。

名郷先生は、EBM(根拠に基づいた医療)のステップとして、論文の読み方を解説したうえで、臨床研究が陥りやすい問題点を、信頼区間や危険率の指標を用いて説明してくださいました。ディオバンのねつ造論文についても、関係する臨床医レベルでのバイアスが研究結果に直結していたり、得られる情報を恣意的に操作できる余地がある点で、臨床研究そのものの信頼性を揺るがす問題であることを感じました。


午後の部では、昨年の医薬シンポジウムでも大きく取り上げたHPV(子宮頸がん予防)ワクチンの副反応被害について、4氏から報告がありました。



被害の実態と支援のあり方について後藤真紀子弁護士から、

実態調査の経過報告について西岡久寿樹先生(東京医科大学医学総合研究所所長)から、

 



副反応検討部会審議会とワクチンメーカーとの利益相反の問題について関口正人弁護士から、

子宮頸がんの予防にあたり、検診と情報提供の必要性について打出喜義医師(産婦人科)から、それぞれ報告がありました。
 
 




どれも大変興味深い内容でしたが、すべては紹介しきれないので、特に印象に残った点だけ書きます。

西岡先生の報告で驚いたのは、このワクチンの副反応症状が難病といわれる病名にも該当しない新種のものであり、その多くが脳や脊髄の損傷によって起きる中枢神経系の症状ということでした。しかもワクチン接種後の1年~3年をかけて入れ替わり立ち替わり現れては消え、長期にわたり患者を苦しめています。脳内環境の異常に起因する新たな病態として「HANS症候群」と名付けたということです。独自に調べた詳細なデータをもとに、厚労省が開示しているデータの誤りも指摘していました。

このように被害の研究がすすんでいても、国や権威ある機関は勝手に枠を設けて、被害を過少に評価しています。もっと患者や被害者に寄り添った医療が行われていかなくてはいけないと切に感じたシンポジウムでした。

(報告者 石川)

2014年11月13日木曜日

浅川薬局長が薬事功労賞を受賞!

 10月17日~23日の「薬と健康の週間」に合わせて山梨県薬事衛生大会が開催され、あすなろ巨摩薬局の浅川由実子薬局長が薬事功労賞を受賞しました。浅川薬局長のよろこびの声を紹介します。

表彰される浅川薬局長

浅川薬局長よろこびの声 

思いも寄らないこのような賞をいただき、正直驚いております。

 私なりに振り返ってみますと、2006年薬学6年制への移行に伴い、5年次に11週の実務実習が義務づけられ、県薬剤師会にそのための委員会が立ち上がり、委員として初めて地域の活動に参加したことが今回の受賞につながったのではと思っております。

 地域薬剤師会は個人経営の薬局が多く、薬学生の実習など受け入れた経験のある薬剤師はほぼ皆無で、早い時期から民医連薬局での薬学生受入実績のある私たちあすなろ薬局に声がかかったのです。それを契機に、学校薬剤師そして薬剤師実務実習指導薬剤師養成ワークショップのタスクを経験させていただきました。

 今回の受賞は先輩方の築いた民医連での薬剤活動の教えと、気持ちよく送りだしてくれた職場の皆さまに支えられての受賞と思っております。ありがとうございました。



2014年10月20日月曜日

健康まつり 各地で大盛況!



ようこそ健康まつりへ!

 1019日のさわやかな秋晴れの中、民医連事業所の各ブロックで、恒例の健康まつりが開催されました。薬局部門は、甲府、巨摩、石和、武川で出店しました。山田社長と木内専務が、各ブロックまで薬局の応援に行ってきました。


薬局長と新人事務コンビ
朝から元気な売り子たち

 今年はよっちゃばれ広場で開催された甲府ブロック。薬局部門の出店は、伝統の味を受け継ぐ、その名も「頑固オヤジの焼きそば」…と思ったら、どうやら頑固オヤジは引退したようです。おまつり定番の焼きそばは、安くてうまいの謳い文句もそのままに、売れる売れる~。午前中のうちに、ほぼ売れてしまいました。


お薬のことならなんでもご相談ください
青空健康相談会のテント近くに、薬の無料相談ブースも設置して、薬剤師2人体制で、お薬の相談に応じました。普段使っているお薬についての素朴な疑問から、ちょっと難しい専門的な質問に至るまでたくさん寄せられました。皆さん活用していただけたでしょうか?

 
それでは、ここからダイジェストで残るブロックの紹介をしていきます。


マジックショーの始まりはじまり

割烹着が似合う薬局長
こちらは武川ブロックの様子。武川診療所を核に、地域の元気なお年寄りに支えられて、楽しく開催されました。あすなろ武川薬局はまつりの裏方をしたり、地域の方の出店を手伝ったりと、一人で何役もこなしたとのこと。人との交流がほっこりあたたかい武川健康まつりです。



色々目移りしてしまいます

美しい売り子部隊
 こちらは巨摩ブロックです。揚げたてミニドーナツ屋を出店しました。薬局内のドーナツ作成組とテント内の売り子組に分かれての作業。近くを通ると甘~い誘惑です。さてさて、いくつ売れたのでしょうか。気になる人はあすなろ巨摩薬局までお尋ねください。




ちょい悪おやじバンド?

薬局長とエプロン男子
 最後は石和ブロックです。大型トラックの荷台をステージにして、歌あり踊りありのにぎやかさ。こちらは珍しい韓国の焼き菓子ホットクです。珍しいもの好きの方に、とっても好評でした。順番に店番をしながら、テントの連なる出店を見て回って、みんなで楽しみました。


峡西健康友の会の名取会長さん
 職員も楽しいですが、何よりも患者さんや地域の方が笑顔になるのが、健康まつりの一番の効用です。今年もたくさんの笑顔を収穫しました。来年もぜひ楽しみにしていてください。

2014年9月19日金曜日

第7回YMP事務学習会―重度心身障害者の医療費



 918日に、ワイエムピーで第7回事務学習会を行いました。
 事務職員17名が参加しました。

原水禁の報告



 学習会に入る前に、今年8月の原水禁世界大会に薬局部門代表で参加した石田さんから報告を聞きました。




 今回の学習のテーマは、「重度心身障害者の医療費助成制度変更について」と題して、あすなろ甲府薬局の樋口主任が講師でした。

講師の樋口主任
 これまで重度心身障害者の医療費について、山梨県には“窓口無料”という優れた助成制度がありました。しかし、「窓口無料は不必要な受診が増える」という国の言い分に屈して、山梨県は「窓口無料をしているために、国が負担すべき国保料が減額されている。県の財政で補填している今の状況をやめたい」として、今年11月からは医療機関の窓口で支払手続を求めることにしています。

 県は、「自動還付方式」として、窓口で支払った金額が3か月後には指定の個人口座に全額還付されることで理解を得るつもりのようですが、受診のたびに会計に並ばなければならない本人や保護者の労力、そして制度変更に対応する医療機関や行政機関のコストなどについては十分な検討がされていない現実があります。


制度変更の弊害を実感
 この学習会で、当事者の方の不安に思いを至らせるとともに、事務手続きの煩雑さに対しても具体的な懸念が見えてきたと感じました。

 今後予想される様々な混乱に気が重くなりますが、このように福祉を後退させる目論みには、薬局全体を挙げて抵抗していかなければならないと感じた学習会でした。