2017年10月24日火曜日

あすなろ石和薬局 薬剤師が講師活動



 1021日に、石和共立病院の患者さんの要望を受けて、あすなろ石和薬局の栗林薬剤師が学習会の講師を務めました。患者さんや職員合わせて12名が参加しました。

看護師さんたちも参加しました

今回のテーマは「糖尿病のくすり」ということで、まずは糖尿病の症状や薬物治療としてどのような方法があるかを説明しました。基本的な説明のあとは、現在利用されている20種類の糖尿病薬について作用の違いや服用方法、注意点などを紹介しました。


色々な薬があります
低血糖にも注意して下さいね
 
患者さんからは「薬を変えるにはどうしたらいいのか」「飲み忘れを防ぐには」など質問が多く出され、その都度薬剤師が丁寧に答えました。親身な対応に感激した患者さんからは、その場で「かかりつけ薬剤師になってほしい」と要望があり、さっそく健康づくりのお手伝いをさせていただくことになりました。

今後もこのような機会を作って、患者さんの薬にまつわる様々な不安に寄り添っていきたいと思います。

2017年10月20日金曜日

実習密着レポート① 介護実習・学校薬剤師



現在、あすなろ石和薬局で実務実習をしている実習生の活動を密着レポートします。


≪看護小規模多機能型居宅介護「まいほーむいけだ」実習≫

 1012日は「共立介護福祉センターいけだ」の皆様のご協力のもと、介護施設の実習を行いました。オリエンテーションでは、地域医療構想による病床数削減の問題や地域包括ケアシステムについて看護師の花輪所長よりお話をいただき、山梨の医療情勢について考えました。

地域包括ケアにおける薬剤師の役割とは…

 施設内では薬の管理方法や投薬の説明を聞き、実際に利用者さんとも交流して過ごしました。また、訪問看護へも同行して処置の様子と処方された薬の取扱いについても見学しました。薬剤師が地域包括ケアに参画することで、薬の相談がしやすく、サービスの質も向上すると看護師さんが話されていたのが印象的でした。


訪問看護の前のレクチャー
施設での薬の管理について

 認知症の方との意思疎通の難しさや全体を見ながらの細やかな配慮など、他職種の視点から多くを学んだ実習でした。



≪学校薬剤師 ダニ検査・照度検査≫

 1018日はワイエムピーの浅川理事長とともに、実習期間で2回目となる学校薬剤師の現場実習をしました。今回は養護教諭からの依頼で、ダニ検査と照度検査を行いました。

掃除機でダニ捕獲中
ダニ検査用の薬品です

 ダニ検査では、子どもたちが利用するプレイルームと保健室ベッドのダニを捕獲して、薬品と反応させました。特にアレルギーの原因となる反応は見られず、衛生状態は良好でした。

照度計の説明中
黒板の照度を計測

 照度検査では、教室の黒板と机の配置場所を中心に照度計を使って光の強さを計測しました。白衣は光を反射するため着替えます。照明と外光の有無でパターン分けして計測しました。学習環境の方も良好とわかり、今日の検査はひと安心です。

2017年10月10日火曜日

日本薬剤師会学術大会に行ってきました



 今年の第50回日本薬剤師会学術大会は東京開催のため、せっかくの機会なのでワイエムピー奨学生たちと一緒に見学に行ってきました。

大村智先生の記念講演

午前中は、2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した大村智先生の記念講演を聞きました。微生物の発見と医薬品開発に至るまでの出会いや人脈など、とても刺激的で興味深い内容でした。「失敗を恐れてチャンスを逃さないこと」「人とのつながりを大切にすること」という大村先生の言葉に学生も励まされていました。

ポスター会場
分科会会場 青森民医連

午後は、各会場で同時進行した分科会や口演、ポスター発表などを見学しました。全国から多岐にわたる演題が集まり、テーマによっては立ち見も出るほどの大変なにぎわいでした。学生たちはそれぞれ関心のある発表を見に散らばっていき、私は全国の民医連薬局の演題を見学しました。 

大阪民医連
千葉民医連

東京民医連
東京民医連


見学終了後は、会場内の居酒屋に集まり、薬剤師も合流して感想交流会をしました。あすなろ薬局の取組みや実務実習の様子を学生に伝える機会にもなり、とても有意義な一日になりました。