2017年8月25日金曜日

8・24薬害根絶デーに参加しました



 823-24日の日程で、あすなろ武川薬局の渡会薬剤師が薬害根絶デーに参加しました。今年もHPVワクチン薬害の問題が扱われ、昨年7月に一斉提訴があってからの経過や支援団体の取組み、被害者・家族の思いなどを直接聞くことができました。
 10月には全国規模の支援ネットワークを作るということで、今後はワクチン被害者を支えるためのもう一回り大きい取組みが必要とされます。

前日集会の様子 (右は渡会薬剤師↑)
 
 23日の前日集会は弁護士会館で行われました。薬害を防止するための様々な方策を考える中で、やはり医薬品の安全性を監視する第三者機関が必要という意見が学生の実行委員から示されました。

民医連学習交流集会にて
水口弁護士の講義

 24日の民医連学習交流集会では、HPVワクチン薬害集団訴訟弁護団の水口真寿美弁護士より、裁判の中で絞られてきた争点や国・製薬会社の対応の違い、HPVワクチン推奨団体に対する製薬会社からの利益供与の実態など、新たなエビデンスを交えてお話いただきました。

 水口弁護士は、これまでに実施されたワクチンとの因果関係を否定する疫学調査について、解析の方法に問題があるうえ、その生データを正確に解析すると、むしろワクチンとの因果関係を強く印象づける数字が出ると紹介していました。

HPVワクチンと重篤な副反応には臨床的整合性があり、法的因果関係も確立されているということですが、製薬会社は非を認めず、国も態度をはっきりさせていません。被害者の救済が早期に開始されるよう、法廷の訴えだけでなく、世論の関心を高める段階にきていると感じます。

これまでに起きた薬害の数々

リレートークが続きます

 厚労省前リレートークでは、薬被連をはじめ、国会議員や弁護士、支援団体の様々な訴えを聞きました。医薬品による被害の多さに胸を痛める中で、医療者として何をすべきか改めて考えた薬害根絶デーでした。

厚労大臣に要請書を手渡しました
 

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