2013年10月29日火曜日

第5回YMP事務学習会を開催しました!

1028日にYMP事務学習会を開催しました。第5回目は「こんな処理で返戻あったらもったいない」というテーマで、あすなろ巨摩薬局の小林事務主任よりお話いただきました。事務職員18名が参加しました。

最初に原水禁の報告を聞きました!
学習会を始める前に、8月の原水爆禁止世界大会・長崎大会に山梨民医連代表として派遣された事務1年目の山本君より参加報告がありました。内容については、このブログの8月30日付に掲載されていますので、ここでは割愛します。ぜひブログ報告をご覧ください。

 さて、学習会に移りまして、今回はレセプトの処理に関するテーマということで、より実務的な内容の学習となりました。

毎月やってくる事務の一大業務「レセプト処理」。しかし、レセプトが返戻されると、修正に時間や労力がかかり、普段の業務効率も悪くなってしまうのが悩みのタネ。今回は、ちょっとした気づきでレセプトのミスをなくすポイントを小林事務主任に教えていただきました。
講師の小林事務主任です!
 
 レセプトの返戻原因とされるのは保険証の誤りに関することがほとんどです。学習会では、任意継続保険の有効期限切れについて質問が相次ぎました。保険誤りがミスの原因と分かれば、あとはしっかりした知識と確認をもって防ぐことができます。
 また、査定の対象となるのは、加算や調剤料算定などの見落としです。これは、事務職員が保険調剤報酬に対しての知識を深めることでしか対処できません。査定されたら、職場内でよく分析して共有しておくことが大切だと学びました。


活発に意見や質問が出ました

このほか、国保資格証明書の取り扱いや特別療養レセプトの請求方法、労災請求などについても参加者から具体的な質問が出されました。

個人的には、公費の優先順位によって適用基準が違うことが興味深かったです。実際にレセプトコンピュータを使って、間違い事例をみながら色々な意見がでたことも勉強になりました。
レセコン表示の間違い探し
明日からすぐに実践できるレセプト処理のポイント。一人ひとりが気づき、気をつけることで、より効率的な事務処理を実践していくことを誓った学習会でした。

2013年10月25日金曜日

第2期実習生合同学習会 (社)山梨県薬剤師会・(株)山梨県環境科学検査センターの巻

小雨降る1024日の午後、第2期実習生の合同学習会が、一般社団法人山梨県薬剤師会と株式会社山梨県環境科学検査センターで行われました。

 まず最初は、山梨県薬剤師会での学習。あすなろ甲府薬局実習生のほか2名の実習生が参加し、行政薬剤師の仕事についてレクチャーを受けました。

 事務局長の廣瀬薬剤師によると、身近なところでは保健所の薬剤師が行政薬剤師の一例になるとのこと。おなじみの献血車は薬事衛生対策の一環として、水道水質の管理指導は生活衛生対策の一環として、食中毒の防止は食品衛生対策の一環として…などなど、行政薬剤師は見えないところで私たちの生活にとても深く関わっています。

キットの役割と使い方を聞きました

 課長の保坂薬剤師からは、地方公務員特別職として位置づけのある学校薬剤師について聞きました。説明の後は「実際に県薬剤師会の水道水を使って水質検査をしてみよう!」ということで、三手に分かれて、検査キットを使って残留塩素濃度を調べてみました。長時間流動がなく放置された水は塩素が飛んでしまうため、飲料水としての安全性が確保できていないと判断されるそうです。

男性トイレの水の残留塩素濃度は果たして…

 次に、㈱山梨県環境科学検査センターに行き、放射能測定の相談役をされている小林研究員よりお話を伺いました。この時間から、中巨摩地域の薬局実習生2名も合流しました。

 この検査センターはもともと県薬剤師会の構想で作られた機関ですが、今は民間の研究機関として運営されているとのこと。分析と測定、調査を専門としていて、薬剤師も5名在籍しています。県内の水質、土壌はもちろんのこと、温泉分析や産業廃棄物の仕分け、大気の汚染濃度、環境ホルモン、放射能測定などなど、ここでもまた私たちの生活環境を快適に保つためになくてはならない調査が行われています。小林さん自身は放射能測定を専門にされているということで、チェルノブイリ事故当時のことや放射線による健康への影響など、研究員ならではの貴重なお話を聞きました。



放射能測定器の中は厚い鉛の壁があります
 
  説明の後は、検査センターの中を見学。置かれている最新の機械、薬品独特のにおいに囲まれながら、実習生たちも興味深そうに見学していました。


機器室の中は機械がいっぱいでした

 行政職の薬剤師、研究職の薬剤師、と薬剤師の多彩さを実感した一日でした。

2013年10月21日月曜日

甲府健康まつりに焼きそばを出店しました!

 10月20日の健康まつり。誰もが心配していた予想通りの雨の中、毎年楽しみにしてくれている患者さんのために、と甲府では開催の決断が下り、予定通り甲府健康まつりを開催することになりました。

傘をさした人が集まってきました

大畑院長のあいさつ

 青空健康相談会やつくし保育園園児の出し物など一部が雨の影響で中止となりましたが、フリーマーケットや各職場からの出店は当初の予定通りにぎやかに並び、甲府共立病院の患者さんをはじめ多くの一般の方々も甲府健康まつりにお越しいただきました。

さて、甲府の薬局部は、毎年恒例の「頑固おやじのヤキソバ」を出店するため、朝8時半から女性陣は野菜を切って分量調整、男性陣は力仕事の会場設営、と分担してスピード作業。9時半には甲府共立病院・あすなろ甲府薬局の薬剤師と事務が総力を結集して“秘伝の”焼きそばを売り出しました。



ソースの焼けるいいにおいがします♪

悪天候の中、出足こそ危ぶまれましたが、テント内の連携とゆかいな売り子たちの宣伝が効果を発揮して、11時前後には次々と焼きそばが売れていきました。一時は、鉄板2枚では間に合わないほどに。

うちの自慢の売り子たちです

しかし、焼きそばの売れ行きと同時進行に雨も強まってきて、少し早めの撤収となりました。材料が2回分くらい余ってしまいましたが、時間内にすべて焼き上げてあとは職員で分け合って帰りました。

なにやら楽しそうなテント内の様子

 甲府以外のブロックは残念ながら今年は開催することができませんでしたが、また来年に向けてそれぞれのブロックで楽しい出店を考えたいと思います。来年の健康まつりもどうぞご期待ください☆