諏訪部薬剤師(あすなろ甲府)を中心とした薬剤師部会企画として、9月7日に、福島第一原発事故による放射線被爆についての学習会を行いました。
学習講演のテーマは「放射線と人間の未来~子どもたちを守るために私たちができること~」。石和共立病院小児科の宇藤千枝子医師に講師に来ていただきました。仕事を終えた薬剤師がそれぞれの薬局から会場に集まり、全体で25名ほどが参加しました。
会場がいっぱいになりました |
宇藤先生は、2011年3月11日の地震と津波、そして福島第一原発事故の発生により飛散してしまった放射性物質の影響について、放射線の種類や特性に配慮しながら、ときどき専門的な視点も交えて説明をしてくださいました。
内容はとてもわかりやすく、放射性廃棄物の処分問題などかなり核心にせまる展開となったこともあって、原子力発電所の有用性に対しては参加者の誰もが疑問を抱いたのではないかと思います。
いっそう深刻化している汚染水の問題 |
また、データの比較から、今後小児の甲状腺ガンが増えていくだろう、しかもチェルノブイリよりも早く事態が進行する可能性があるという予測に衝撃を受けました。子どもたちを守るために、私たち大人にはどんな責任が果たせるのか、一人ひとりが考えていかなければならない問題だと思いました。
スライドの説明をする宇藤先生 |
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