8月20日に発生した広島市の豪雨・土砂災害を受けて、全日本民医連の呼びかけにより、8月30‐31日の2日間、支援ボランティアが全国の民医連から、安佐南区にある広島共立病院に集結しました。山梨からは、医学生担当者と薬学生担当者の2名が派遣されました。
全国から500人以上 |
参加したボランティアは、「泥出し」と「全戸訪問」のグループに大きく分かれ、山梨は「全戸訪問」グループに入りました。安佐南区緑井の一角を訪問し、被害状況や健康不安について聞き取りを行いました。私たちが担当した地域は、幸い、それほど大きな被害はありませんでした。
しかし山側へ向かうと、床下浸水の被害に遭われているお宅が多くありました。乾燥してホコリが舞い上がり、土砂のドブ臭いにおいで気が滅入りましたが、少しでも力になりたいという思いで、敷地内の泥をかきだす作業を手伝いました。
みんなで泥出し作業 |
泥出し後に石灰で消毒 |
被害が広範囲に渡っているため、復旧するにはまだまだ多くの時間を要することが伺えました。多くの民医連職員や組合員さんに励まされながら、2日間を終えました。
土砂で潰れた家々 |
農業ハウスも土砂の中 |
行きと帰りの電車の中で、同じくボランティアと思われる人の姿を見かけ、民医連の団結力もさることながら、多くの市民ボランティアや消防隊、自衛隊、警察などの連日の活動が被災者の心の支えになっていることを思い、人の優しさに胸が熱くなるのでした。
今週も、山梨民医連から1名が、広島共立病院へ派遣される予定です。微力ながらも、切れ目のない支援を継続していきたいと思います。
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