2011年7月4日月曜日

医療安全学習会・うそをつかない医療

 2011年6月18日山梨民医連医療安全学習会が行われました。新葛飾病院患者支援室医療安全対策室豊田郁子さんから「うそをつかない医療」として講演をしていただきました。豊田さんは2003年3月に入院から2時間半後、三歳の息子さんをなくした経験をお持ちです。このときの経験から、現在、新葛飾病院患者支援室に勤務し患者の立場に立った支援を行っています。
今まで医療安全学習会の講演は医療従事者の視点が主でしたが、息子さんの死、病院の不誠実な対応、マスコミ報道に踏みきったいきさつなどが話され患者さんからの視点での医療のあり方について考えさせられた講演でした。


 参加した薬剤師から「医療事故が起きたときには、患者さんやその家族に事故の内容、起きた原因をはっきり分かりやすく説明して納得してもらうことが、患者さん側にとってどれだけ大切なことなのかというのが分かりました。今回のように患者側の視点になって考える学習会というのは無かったので、良い勉強になりました。この学習をこれからの仕事に活かしていければと思います」といった意見が寄せられました。 
 患者さん・遺族に寄り添う医療の大切さを深く感じた講演でした。

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