2月21日に今年度2回目の医療安全学習会を行い、ワイエムピーの薬剤師と事務職員合わせて29名が参加しました。
講師の堀さんです |
薬剤師の在宅訪問が増加していく中、いつも働いている薬局とは違う場所で思いもよらない事態に遭遇することがあるかもしれません。訪問先で利用者さんが意識を失っていたら…、急に発作を起こして亡くなってしまったら…等々、そのような緊急事態に遭遇した時の対応を学ぶため、「安全管理における介護現場の特徴と危機管理」というテーマで、山梨勤医協介護福祉事業部の堀忍さんを講師に迎えて学習会を行いました。
管理部は職員を守りぬく対応を |
堀さんによると、利用者さんを預かる立場の介護事業所は、基本的に何かあれば事業者側の責任と捉えて謝罪してしまう傾向があると言います。しかし、事故内容のすべてが防げるものではなく、すべてに事業者側の過失があるわけでもないと自覚しておく必要があります。
事故対応の基本は、とにかく事実を明らかにすること。事実の確認もなく、安易に謝罪して次の対応を示唆することは、かえって状況を複雑にしてしまいます。個人で対応するのではなく、必ず管理部に伝えて、組織的に対処していくことが求められるとのことでした。
専務より警察の問合せに対応した事例を報告 |
山梨民医連の介護事業所では、「重大事故に対応した危機管理の基本指針」を新たに策定し、今後の管理運営を徹底していくそうです。介護現場の経験に学び、薬局部門もしっかり危機管理に努めていきたいと思います。