10月10日11日の2日間、香川県で第26回日本高齢者大会が行われました。2日間で約5,100人から集結し、山梨県からは19名参加しました。日本高齢者大会は「考えよう いのちとくらし、憲法を守るくにづくり 町から村からの連帯で一人ぼっちの高齢者をなくそう」という考えもと、1983年に始まりました。
1日目は学習講座、分科会・シンポジウム、移動分科会が行われ、私は「普天間基地と米軍編成の動向」元宜野湾市長の伊波洋一さんの講演を聞きました。オスプレイが普天間基地に配備された沖縄の状況を知りたかったからです。
オスプレイの墜落は人的ミスではなく、設計に問題があるといわれています。普天間基地は周辺が住宅街で学校なども数多く隣接しています。危険と言われているオスプレイの配置は、やはり撤回していくべきことだと強く思いました。沖縄県の人々が米軍基地撤退の運動をどのように行ってきたのかも知る良い機会でした。撤退運動を行う為の予算を取り、アメリカに行って常に危険にさらされていることを訴え、幅広い活動をしていることを知りました。伊波さんは「日米合意を守らない米国、守らせない日本」と訴えました。何の為に基地を持っているのか、今こそ考え直す必要があるのではと思いました。
2日目は全体会、講談師・田辺鶴瑛さんの「ふまじめ介護かく語りき」の記念講演でした。その中で自身の介護について語っていたのですが印象に残ったことは、自分自身で抱え込まない、たまには休む、そして介護を楽しむことと言っていたことでした。介護というとその言葉だけで重みがあります。田辺さんの介護の様子の一部を上映されたのを見たのですが、気持ちの持ち方で介護との向き合い方も変わるのだと思いました。
介護保険は、サービスを利用するのに自己負担が重くのしかかり、サービスを受けたくても受けられないのが現状です。誰しも老いていきます。その時に長生きしてよかったと思える社会であって欲しいと強く思いました。
この2日間、多くの高齢者に会いました。しっかりとした信念、年齢を感じさせない行動力に元気を戴きました。