9月16日18:30よりワイエムピー本社会議室において「無料低額診療の現状と課題」というテーマで全職員学習会を行いました。薬剤師と事務職員合わせて28人が参加しました。
大月や武川の職員も集まりました |
山梨勤医協、郡内共立福祉会の無料低額診療開始から4年が経過し、あすなろ薬局でも該当する患者さんの処方箋を受け付けるようになりました。保険調剤薬局は処方箋を受け付けると調剤をしなければなりません。しかし、無低診の対象となる患者さんは窓口で薬代を払えず、未収になってしまう患者さんが多くいます。新入職員の入職もあり、無低診に対する理解が不充分なまま業務にあたり、未収金の多さに不安を感じる職員も少なからずいるため、ワイエムピーでは、無低診への理解を深め、薬局における対応についても討議する必要があると考え、この学習会を企画しました。
説明する木内専務 |
無低診の利用者は、会計時に一部負担金を請求しても払えないという患者さんがほとんどです。そもそも薬代を払える患者さんは無低診の対象とはなりません。甲府共立病院MSW中嶋はるかさんの話から、無低診を利用する患者さんの生活背景や療養環境などを学び、改めて「患者さんの受療権を守る」という無低診の制度への理解を深めました。
中島MSWの事例は衝撃でした |
今後、自治体や国に対し一部負担金の補助、および法的に保険調剤薬局が無料低額診療の対象となるように働きかけていくことを確認しました。
ワイエムピー専務 木内和芳