2014年9月4日木曜日

平和のつどい―原水禁世界大会の報告

遠藤事務局長のあいさつ
代表団からそれぞれに報告

 830日に山梨民医連の平和のつどいが開催されました。
 第一部では、原水爆禁止2014年世界大会に山梨から派遣された代表団から報告がありました。薬局部門からは、あすなろ甲府薬局の石田さんが参加しました。

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【報告】原水禁世界大会に参加して

 今回、原水爆禁止世界大会に初めて参加させて頂きました。日本全国、そして海外からも多くの人が参加していて、反核平和へのそれぞれの思いを聞くことができました。実際に被ばくを経験した方が、「自分はこの世の中から核兵器がなくなるまで死ぬことはできない」と言った言葉がとても印象に残っています。実際に経験したからこそ、核兵器の恐ろしさを誰よりもわかっているのだろうし、核兵器が世の中からなくなるのを見届けたいという熱い思いがあるのだと感じました。

平和の取り組みが全国で展開
 ある人は「戦争をする国は、その国のため、国民の平和を守るために戦争をすると言いますが、戦争をしてその国の人々が幸せになることは絶対にない」と発言していて、本当にその通りだなと思いました。日本でも最近、集団的自衛権の行使容認が閣議決定されましたが、少しずつ、戦争ができる国になる体制に変わっていくようで、とても怖く感じました。広島や長崎といった戦争によって多くの人が命を失い、多くの人が悲しんだ現実があるのに、どうしてこういうことができるのか、とても疑問に思いました。

 二日目に行われた分科会では「反核平和の文化」という会に参加して来ました。ここでは反核平和というものに関して、歌を歌う人や、楽器を弾く人、また普段は演劇をやっていますといった人たちが集まっていました。実際に会場でパフォーマンスをしてくれた方もいました。歌や楽器を披露してくれた方の中には若い人も大勢いて、本当に多くの人が様々な表現で反核平和を訴えているのだなと感じました。

山梨民医連代表団と原爆ドーム
 現在、実際に被ばくをした人の平均年齢が79歳くらいになるそうです。これからは被爆者の実体験を聞く機会もどんどん減っていくので、今後どうやって今の若い世代の人たちに核兵器の恐ろしさや広島でのできごとを伝えていくか模索しているという話も聞きました。このような中で、若い世代の人たちがそれぞれの表現の仕方で、反核平和を訴えていくことはとても大切なことだと思いました。

 三日間だけでしたが、広島で起こったできごとを学び、平和の大切さを改めて実感することができてよかったです。

(あすなろ甲府薬局 事務 石田)

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